生姜といえば、体を温めてくれて健康にも良いイメージですよね。
ジュースと言っても、生姜を使っているジンジャーエールも体に良いと思っていたのですが・・・
コンビニやスーパーなどで購入ができるペットボトルのジンジャーエールの成分を調べて見たら意外な事実が分かりました。
市販ジンジャーエールの主な5つの成分
メーカーや種類によっても成分は違うのですが、市販品のラベルを見ると共通して入っているのは次の5つです。
- 果糖ブドウ糖液糖
- 炭酸
- 香料
- 酸味料
- カラメル色素
かなり簡単に言ってしまうと、甘みのあるシロップを炭酸水で割ったものがジンジャーエールです。
ここで「!」と思った方もいると思いますが、実はジンジャーエールには「生姜」(ジンジャー)の成分が入っていないものもあるのです。
実際に、市販されている有名な3メーカーのジンジャーエールの成分を見てみましょう。
大手3社の市販ジンジャーエールの成分を比較
今回は、次の3社のジンジャーエールを比較していきます。
- CANADA DRY GINGER ALE(コカ・コーラ)
- WILKINSON GINGER ALE辛口(アサヒ飲料)
- 懐かしの味のジンジャーエール(サントリー)
【成分比較表(100mlあたり)】
CANADA DRY | WILKINSON | セブン&アイ | |
エネルギー | 36kcal | 37kcal | 43kcal |
タンパク質 | 0g | 0g | 0g |
脂質 | 0g | 0g | 0g |
炭水化物 | 9g | 9.3g | 11g |
食塩相当量 | 0g | 0g | 0.01g |
生姜成分入りのジンジャーエールはカナダドライ
3つのメーカーが販売しているペットボトルタイプのジンジャーエールの成分を調べてみると、生姜の成分が入っているのはカナダドライだけでした。
ジンジャーエキスという名称でしっかりと生姜成分が入っています。
「ジンジャーエール」という名前なのに、生姜(ジンジャー)が入っていないのには驚きですね。
どうしても生姜の成分をジンジャーエールで摂りたいなら、自家製ジンジャーエールを作るのがおすすめです。
最近では、ネットでジンジャーシロップを簡単に購入することができるので、市販の炭酸水で割ればすぐに自家製ジンジャーエールを作れます。
自分で生姜の割合を調整ができるので、甘め、辛めなどの調整もかんたんです。
市販ジンジャーエールには健康に良い成分は0?
市販されているジンジャーエールはあくまでも、ジュースなので特別体に良い成分が含まれてはいません。
コーラやサイダーと同じように炭酸飲料なので、飲み過ぎには注意しましょう。
これは、ジンジャーエールに限った話ではありませんが、炭酸飲料には次の2つのデメリットが指摘されています。
- 炭酸飲料は骨を溶かす
- 炭酸飲料は太る
炭酸飲料が骨に悪いと言われる理由
私が子どもの頃は「炭酸は骨を溶かす!」と言われて、あまり炭酸飲料を飲ませてくれなかった記憶があります。
歯や骨に影響があると思うとちょっと飲みづらくなりますよね?
この噂、本当なのでしょうか?
ちょっと調べて見ると、この噂は半分くらいは正解でした。
ただ、普通に炭酸飲料を飲んでいる分には心配はいらないので、安心してください。
実は、歯や骨を炭酸飲料に長い時間つけておくと、カルシウムやマグネシウムなどの成分が溶け出していくのは正しいそうです。
ですが、それは長時間、歯や骨を炭酸飲料につけないと起こらいないので、飲食での影響を心配する必要はないということです。
普通に炭酸飲料を飲む分には、歯に直接作用することも、体の中で骨に直接に炭酸が作用することも気にする必要はないのです。
ジンジャーエールは太るのか他の炭酸飲料とカロリーを比較
炭酸飲料が骨や歯に悪影響というのは正しくありませんでしたが、注意したいのはカロリーです。
炭酸や冷たさで感じにくいかもしれませんが、多くの炭酸飲料には甘さを出すための成分が含まれています。
市販のジンジャーエールには、「果糖ブドウ糖液糖」が含まれていましたね。
だから、水やお茶のようにグビグビ飲んでしまうと、食事の量をコントロールしてても太ってしまう、なんて可能性もあります。
代表的な炭酸飲料のコカ・コーラと三ツ矢サイダーとカロリーを比べてみました!
【比較表(100mlあたり)】
CANADA DRY | 36kcal |
---|---|
WILKINSON | 37kcal |
セブン&アイ | 43kcal |
コカ・コーラ | 45kcal |
三ツ矢サイダー | 42kcal |
商品にもよりますが、少しだけコカ・コーラや三ツ矢サイダーよりもジンジャーエールのカロリーは低めですね。
そうは言っても、食事と一緒に頻繁に飲みすぎるのは避けた方が良さそうです。
どうしてもという場合には、カロリーオフやカロリーゼロのものを選ぶと良いでしょう。
結論:健康に良いジンジャーエールは自家製がおすすめ
ジンジャーエールは、ジンジャー(生姜)+エールなので、生姜の成分が入っていそうですが市販品の場合には注意が必要です。
生姜の風味を再現する香料は入っていても、ショウガエキスは入っていないものもあるのです。
つまり、ジンジャーエールは他の炭酸飲料と成分が大きく異なる訳ではないので、特別健康に良い成分は入ってはいないのです。
そこで、体に良いジンジャーエールは自家製で作るのがおすすめ!
ジンジャーシロップも自家製で作れますが、より手軽で体に良い成分を入れるならシロップだけ市販品を購入しましょう。
体に良い成分がたっぷり入ったショウガシロップを使えば、濃さなども自分で調整できる自家製ジンジャーエールがすぐにできます!
シロップさえあれば料理ができなくてもかんたんにできるので、ぜひ作ってみてください!